妊娠中のトラブル【3】妊娠初期の出血 (女性のからだQ&A) プリント メール

妊娠中のトラブル【3】妊娠初期の出血

 

お答え/よしだレディースクリニック内科・小児科
吉田壮一院長

 
 今回は、妊娠中のトラブルの3回目として「妊娠初期の出血」について、よしだレディースクリニックの吉田院長にお聞きしました。
 

 

 

妊娠初期には出血することがときにあると聞きますが、原因としてはどんなことが考えられるのですか。
 ご質問のように、妊娠初期に出血することが時々ありますが、この原因としてはいろいろ考えられます。
 まず一つは、胎嚢(たいのう)という「赤ちゃんが入っている袋」が子宮の中の粘膜(子宮内膜)に入り込むときに起こるもので、これは特に異常のないものです。
 また、子宮の出口にできるポリープなどの婦人科疾患によるもの、さらに流産の徴候である〝切迫流産〟が原因となっているものなどさまざまです。

 

それぞれの症状や注意点は?
 

 赤ちゃんの袋が子宮内膜に入り込むときに起こる出血の場合は、おなかの痛みがないことが多く、出血も比較的少量です。 
 反対に出血の量が多かったり、おなかの痛みがある場合は、切迫流産や、ほかの婦人科疾患の原因によるものの可能性が高いので、十分に注意が必要です。
 いずれにしても、こうした症状のあるときには、早めにかかりつけの病院を受診しましょう。

 

 

 

 

 


吉田院長

■吉田壮一院長プロフィル

鳥取大学医学部卒業、医学博士、日本産婦人科学会専門医、日本生殖学会(旧不妊学会)生殖医療指導医、不妊治療研修(オーストラリアモナッシュ大学)、乳癌診療研修(大阪府立成人病センター)、鳥取大学医学部学部内講師、平成18年7月よしだレディースクリニック内科・小児科(新涯町3丁目19-36)を開院。
TEL:084(954)0341
www.yoshida-ladies.net

 


提供:福山リビング新聞社
(「リビングふくやま」2008年5月31日号掲載)