|
鼠径ヘルニアの日帰り手術について(Dr.山本のやさしいカルテ56) |
|
|
|
鼠径ヘルニアの日帰り手術について
|
|
お答え/山本醫院 山本裕先生
|
| |
| |
|

|
鼠径(そけい)ヘルニアの診察と日帰り手術について教えてください。 |
 |
鼠径ヘルニアは、足の付け根(鼠径部)の膨らみに気付いて受診される方が多いのですが、初診時には、診察と必要なら超音波検査で脱出している臓器の状態などを調べます。
鼠径ヘルニアは、原則として手術しか治す方法がありません。手術前に、血液検査・レントゲン検査・心電図検査を行い、その結果、手術および麻酔を安全に行うことができると判断されれば、手術予定日を決めます。
手術当日は午後に来院し、静脈麻酔および局所麻酔下で手術を行います。手術は眠っている間に行い、目が覚めたら終わっています。手術室から歩いて回復室に移動し、約1時間の経過観察で、問題がなければ帰宅していただきます。
最近は、薄くて軟らかいヘルニア修復用の素材(メッシュ)も次々と開発されており、手術後の痛みも軽度です。また、皮膚縫合はしないので、抜糸もありません。手術したその日からシャワーは可能です。手術後は、1週間後と1カ月後に来院していただき、経過を診ます。
術後の合併症としては、血腫や腫れ、傷口の感染や神経痛、鼠径ヘルニアの再発(1%以下)などの可能性が挙げられます。
| 内臓が、おなかの壁の筋肉・筋膜のすき間から脱出する鼠径ヘルニア。立位や腹圧で膨らみが目立ちます |
|
|
|
提供:福山リビング新聞社
(「リビングふくやま」2010年2月13日号掲載)
|
|