「炎症性腸疾患が増えています」【vol.4】(Dr.佐藤の胃腸科Q&A) プリント メール

 


 

 

 

お答え/佐藤胃腸科医院

佐藤 理 院長

「炎症性腸疾患が増えています」【vol.4】

 

 炎症性腸疾患について、「佐藤胃腸科医院」の佐藤理(おさむ)院長にお尋ねしました。

 

 

 

炎症性腸疾患とはどんな病気ですか。
 主に潰瘍(かいよう)性大腸炎とクローン病をいいます。下痢、腹痛、下血、発熱、体重減少などの症状がありますが、すべての症状が出るわけではありません。20代、30代に多い病気ですが、高齢者の方もかかっています。過敏性腸症候群と症状が似ています。

  

難病ですか。
 治療が難しく治療期間が長い、繰り返しかかる、腸に穴が開く、長い間に腸にがんができることがあるなどの理由から、国の指定した難病になっています。

 

 

原因は何ですか。
 詳しい原因は分かっていません。食事の欧米化による腸内状態変化、腸内細菌の異常、運動習慣の減少などが挙げられます。

 

予防法は?
 野菜をしっかり食べる、お菓子を食べ過ぎない、規則正しい食事習慣を心掛け、適度な運動をすることです。

 

診断方法は?
 下痢・腹痛などの症状を詳しく聞きます。その後、腹部超音波(エコー)検査で、腸が病気にかかっているかどうかをその場で推測。この推測から、血液や大腸内視鏡(カメラ)などの検査が必要かを判断します。腸のエコー検査で、腸の腫瘍(しゅよう)や感染などが分かることがあります。おなかの上からみる検査なので人に優しいのですが、ある程度経験がなければできません。気になる症状があればためらわずに専門医を受診しましょう。

 

 

■佐藤 理 院長プロフィル

日本消化器病学会専門医。広島大学医学系大学院卒業後、国立呉病院等に勤務、その後、県立広島病院内視鏡科に10年間勤務。平成19年に佐藤胃腸科医院開院
TEL:084(926)0221
http://business4.plala.or.jp/fukusato/

 


提供:福山リビング新聞社
(「リビングふくやま」2010年2月27日号掲載)