痔の日帰り手術について(Dr.山本のやさしいカルテ57) プリント メール

痔の日帰り手術について

 

お答え/山本醫院 山本裕先生

 
 

 

 

痔(じ)の日帰り手術について教えてください。

 痔の日帰り手術は、いぼ痔(内痔核、外痔核)、切れ痔(裂肛・こう)、穴痔(痔ろう)などに行っています。
 いぼ痔のうち、内痔核は、ほとんどが注射治療(ジオン注・ALTA)を行いますので、手術は必要なく、治療は10分から15分で済みます。外痔核や裂肛(高度なもの)、痔ろうは、基本的には手術療法になります。手術後1、2時間程度の様子観察で、問題がなければ帰宅していただきます。
 痔ろうは、できた部位やろう管の走行や深さなどにより治療方法も異なります。ろう管が複雑に走行していたり、奥深く入り込んでいる場合などには、日帰り手術はできないことがあります。
 いずれにしても、治療前の正確な診断が適切な治療法の選択には欠くことができません。そのため、まず受診して診察や検査をし、病気の状態と治療法について詳しい説明を受けます。質疑を経た上で、患者さんの意向を尊重した治療法を選ぶことになります。
 言うまでもなく、日帰り手術が目的ではなく、病気を確実に安全に治すことが最も大切なことです。
 麻酔は基本的に局所麻酔を行います。また、不安感が強い場合は、少し鎮静剤を使用して、うとうとしている間に手術を行う場合もあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


山本裕(ゆたか)さん

■山本裕(ゆたか)さん (医学博士)

山本醫院

TEL:084(943)2777(広島県福山市引野町北2-8-28)
http://www.0849432777.com

 


提供:福山リビング新聞社
(「リビングふくやま」2010年3月13日号掲載)