女性の心配な症状・乳房のしこりその1 (女性のからだQ&A) プリント メール

女性の心配な症状・乳房のしこり~その1

 

お答え/よしだレディースクリニック内科・小児科
吉田壮一院長

 

  乳がんは、その罹患率、死亡率が年々増加していることから、マスコミでもよく取り上げられます。そこで、今回から数回に分けて乳がんを中心に乳房のしこりについてお話しします。

 

乳がんはどんなところにできるのですか。
乳房の中は、乳頭を中心に母乳がつくられる乳腺(せん)が20個程度放射状に並んでいます。それぞれの乳腺は乳管という管(くだ)でつながっています。乳がんのほとんどはこの乳管から発生します。

罹患率はどのくらいですか。
  欧米では乳がんの罹患率が高いため、乳がんに対する関心が非常に高いのですが、これまで日本ではあまり関心はありませんでした。マスコミが乳がんを取り上げるようになったのは、その罹患率が30年前に比べて約2倍になっているためです。最近の統計では日本人女性の約20人に1人、日本国内で年間1万人の人が乳がんにかかると報告されています。

増加した理由は?
  乳がんは女性ホルモン(エストロゲン)の働きによって引き起こされるがんですから、ホルモンバランスに影響のある、食生活やライフスタイルが欧米化したことが原因と言われています。 こうした統計をみると心配になりますが、乳がんは早期発見により治すことができます。大切なのは正しい知識を持ってセルフチェックや適切な検診を受け、早期発見することです。次回も乳房のしこりについてお話しします。

 

 

 


吉田院長

■吉田壮一院長プロフィル

鳥取大学医学部卒業、医学博士、日本産婦人科学会専門医、日本生殖学会(旧不妊学会)生殖医療指導医、不妊治療研修(オーストラリアモナッシュ大学)、乳癌診療研修(大阪府立成人病センター)、鳥取大学医学部学部内講師、平成18年7月よしだレディースクリニック内科・小児科(新涯町3丁目19-36)を開院。
TEL:084(954)0341
www.yoshida-ladies.net

 


提供:福山リビング新聞社
(「リビングふくやま」2007年10月27日号掲載)