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2月4日号 PETコーナー

ななちゃんは、菜の花色の
中雛(ひな)です。
春が待ち遠しいよ~。
(廿日市市区/ひろのりまき)

 

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財産は縁で結ばれた、たくさんの生徒たち 孫暁麗さん vol.84 プリント メール

中国語講師
孫暁麗さん(42歳)

■PROFILE■
中国遼寧省大連出身。大学卒業後、国営の貿易会社に就職。1991年、三島食品・大連工場に入社。14年前、日本語を本格的に勉強するため来日し、現在は、市内の大学、専門学校で中国語を教える傍ら、官庁の通訳、司法通訳も行っている

 
  「16年前、広島の三島食品の大連工場で働いていました。工場にはシャワーがあり、トイレにはいつもトイレットペーパーを完備。当時の中国としては画期的なことでした。でも、毎日終業時には、トイレットペーパーは一つ残らず消えていました。中国人の幹部は、全従業員の持ち物検査をしようとしたのに対し、日本人の社長は、犯人探しをするより、勝手に備品を持ち帰ってはいけないとみんなに周知徹底しようと言ったのです。またあるときは、製品から見つかった、たった1本の髪の毛のために、出荷予定だったコンテナ2、3個分もの商品すべてを廃棄することに。それまで悪だと教えられてきた資本主義や日本のイメージがガラガラと崩れました」

 この話をしてくれた孫暁麗(そんしょうれい)さんは、来日して14年。現在は、12人もの講師を抱える中国語教室の代表をしていますが、ここに至るまでの道のりは、簡単ではありませんでした。

 通訳を介せずもっとコミュニケーションがしたいと、大連の会社をやめて来日した孫さんでしたが、最初は本当に貧しく心細い生活だったといいます。「ボロボロのアパートに住み、二つのアルバイトを掛け持ちしながら学校に通い、睡眠時間は2時間という日々でした」

 お世話になった人に、ボランティアで中国語を教えるようになった孫さん。いつの間にか生徒さんが自主的に月謝をくれるようになったそうです。

 「過労で寝込んでいるときに心配して見に来てくれたり、私が今に至る道のりには、たくさんの方との縁がありました。中でも一番の財産は、やはり生徒。縁でつながった生徒さんを大切にしていきたいと思っています。中国語を学び、どんどん中国にも出掛けてほしいですね」

 熱心に想いを話す孫さんからは、日中の懸け橋としての自負が伝わってきました。(リポーター・中本由佳里)

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提供:広島リビング新聞社
(「リビングひろしま」2008年3月1日号掲載)