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あ、危ない!7割が危険を体感 プリント メール

 自転車の親子3人乗りの是非が話題になっています。自転車は子育てママの足として欠かせない乗り物ですが、気軽に利用できる半面、さまざまな危険性も指摘されています。そこで、皆さんがどんな場面で危険を感じているのか、山陽路のリビング読者にアンケートを実施。危険を回避する方法について専門家に聞きました。
(文/谷川恵子、イラスト/黒松晴美)

  子どもと自転車に関するリビング読者のアンケートから 有効回答数:249件(広島・東広島・福山・岡山・倉敷の紙面、LICOで実施)。
 平成19年、自転車の同乗事故は広島県で60件、岡山県で34件発生(広島県警察本部交通部交通企画課、岡山県警察本部交通部交通企画課)。
NPO法人子どもの危険回避研究所所長・横矢真理さん
http://www.kiken-kaihi.org/
 

 アンケートの結果を見ると、子どもを自転車に乗せていて危険を感じたことがある人は74%。特に「子どもが急に動いたり、眠ったりしてバランスを崩し転倒しかけた」という声が多く寄せられました。
 また、走行中だけでなく「子どもを自転車に乗せたり降ろしたりするときに転倒しかけた」「ママ友と立ち話をしていて一瞬目を離したすきに子どもが動き自転車が倒れそうになった」など、停車中も危険は付きまといます。
 
 ヘルメットを着用させているのは3割

杉山あかりちゃん(広島市中区・2歳)
 「自転車に乗るときは常にヘルメットを着用させています」とママの杉山なづきさん。最初は嫌がったものの、ほめておだてて着用させるようにしたそう。
   これらの危険を回避するためにどんなことに気を付ければよいでしょうか。子どもにかかわる事故・犯罪・暴力・健康・環境などの情報を提供し、生活安全教育の普及に努めている、NPO法人子どもの危険回避研究所(東京都)所長の横矢真理さんに話を伺いました。
 「自転車は停車中でもバランスが崩れやすいので、注意が必要です。子どもを自転車に乗せたら決して目や手を離さないこと。子どもは“最後に乗せ、最初に降ろす”ことを常に心掛けて」
 自転車が転倒した場合、怖いのは子どもが顔や頭を地面に強打すること。もしものけがから子どもを守るには、ヘルメットの着用が必須です。今年6月までに施行される改正道路交通法の中に「保護者が13歳未満の子どもにヘルメットを着用させる努力義務」が盛り込まれますが、今回のアンケートでヘルメットを着用させているという人は約3割でした。
 「“子どもが嫌がるから”という声をよく聞きますが、ヘルメットは小さいうちから着用させ、習慣にしてしまうのが一番」。子どもは暑さも嫌がるので、通気性が良いものを選ぶこともポイントです。
 補助いすは、子どもが眠ってしまってもずり落ちないような、固定ベルトがしっかりしたものを。「子どもの足が車輪に巻き込まれるケースもあるので、足まですっぽりとガードできるものを選ぶと安心です」
 
 ちょっとした工夫で安全度は高められる
 たくさんの荷物を抱えての運転も危険です。荷物はリュックにまとめる、片側だけに重心が片寄らないようにするなど工夫を。そのほかにも、道路が混んでいる時間は避ける、危険な場所は自転車を降りて押して歩くなど、安全性を高める工夫をいくつも積み重ねることが大切ですと話します。
 「子どもを同乗させているときのケガは親の責任。家族で相談して、できることからすぐに対策をとってください。早過ぎることはありません」
 
自転車は1人乗りが原則
 ただし、16歳以上の者が
❶幼児用座席に6歳未満の幼児1人を乗車させる場合
❷4歳未満の幼児を背負い、ひもなどによって確実に固定する場合には例外的に乗車が認められています
❸3人乗りは、現段階ではあくまで禁止。ただし広島県では、幼児用座席に6歳未満の幼児1人を乗車させ、4歳未満の幼児をひもなどで確実に固定する場合のみ3人乗りは禁止されていません。安全な自転車の開発について、自転車協力団体に協力を要請しているところです。
取材協力/広島県警察本部交通部交通企画課・管理官 佐々木克則さん
広島県警察本部HP
http://www.police.
pref.hiroshima.lg.jp/



提供:広島リビング新聞社
(「リビングひろしま」2008年3月22日号掲載)