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厚生労働副大臣の
西川京子さんに聞きました
性差医療、予防医療を
軸に改革を推進 第1弾 |
| 医療制度改革の一環として、いわゆるメタボリックシンドローム健診(特定健診・特定保健指導)が4月からスタートしました。その目的や、医療制度の問題点、今年定められた「女性の健康週間(3月1日~8日)」など性差医療に着目した女性の健康づくりを推進する施策などについて、厚生労働副大臣・西川京子さんに聞きました。 |
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西川京子さん(62)
厚生労働副大臣衆議院議員 |
【プロフィル】
自民党女性部から手伝いを頼まれたことがきっかけで、54歳で専業主婦から一躍国会議員に。平成19年厚生労働副大臣。「政策は勉強すればよいこと。大切なのは、今何をするべきかという優先順位の判断を求められることで、それは人生をまともに生きてきた人なら、どの場面でも通用する能力」という。「毎日の暮らしの地道な積み重ねの中から生まれた人間的な成長が、必ずごほうびとして次の局面を開いていくはず」とミセスへエールを送ってくれます |
性差による
違いに着目したきめ細かな医療政策を
「性差医療という言葉自体、最近ようやく言われだした考え方です。今まで女性の健康というと、妊娠・出産や更年期の医療が中心で、それ以外では女性に着目をした医療についてはあまり考えられていませんでした。けれど女性は出産があるゆえに、ホルモンの関係で体が年齢で劇的に変わるわけですし、動脈硬化は女性ホルモンが出るうちはなりにくいけど、閉経すると一気に起こってくるというような、男性とは異なる点を医療現場で考慮するべきではという考えです。今後はこうした性差に着目した、きめ細かな医療を推進していくことが大切でしょう」 |

(イラスト/銀杏早苗)
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がん検診も含めて、女性の受診率を向上
「今、がん医療に力を入れていますが、女性の場合、子宮がん、乳がんの早期発見が最大の課題です。欧米は受診率が7 ~ 8割ですが、日本は非常に低くて2割ほど、これを5割までもっていきたい。また、一般健診も主婦の受診率が意外に低いんですね。女性も閉経前後からは代謝機能が衰えてメタボになりやすいのですから、その層を義務化させて主婦も夫とともに今回の特定健診・特定保健指導を受けていただこうと…。この健診の目的は、世界に誇れる健康保険制度を守るために、毎年1兆円近く増大していく医療費をなんとかしなくちゃいけない。それにはまず、元気で長生きしてもらうことが大切。そこでこれまでのいわば対症療法から、予防医療に舵を切ったということです。生活習慣病に絞ったのは、メタボが糖尿病などの発症に関係しているという事実があるからです。
最近問題になっている産婦人科や小児科の医師不足は研修制度の変更もきっかけになったといわれていますが、訴訟リスクのこともあるんです。そこで産科について無過失補償制度を作り、医療過誤か不可抗力かを判定する、第三者委員会を立ち上げる検討をしています。また、女性医師が辞めないですむための支援策も。今年は、医師確保のために1.7倍ほど予算をつけました。これらはぜひ早急に解決していきたいと考えています」 |
| 女性の病気 連載スタート |
| 「リビングひろしま」では、読者の皆さんの要望にこたえ、広島市医師会の協力を得て、毎月1回1面で「女性の病気」を取り上げます。以下はその予定です(変更する場合もあります)。 |
5月/おりものから分かる子宮の病気
体や子宮のトラブルの目安になる「おりもの」。なかなか人には聞けないデリケートな部分について婦人科医に聞きます。 |
9月/乳がん
最近は若くても乳がんになるケースが増えています。自分で発見する方法やマンモグラフィーについて外科医に聞きます。 |
1月/変形性関節症
中高年の女性に多い「変形性関節症」。更年期にかかりやすい関節症で、膝(ひざ)や股関節などに痛みが現れ、外傷や病気に起因する場合も。整形外科医に聞きます。 |
6月/自律神経失調症
女性に多い「自律神経失調症」。動悸(どうき)や倦怠(けんたい)感、異常な汗、気分が落ち込むなどの症状について精神科医に聞きます。 |
10月/痔(ぢ)
出産後または便秘も原因の一つになる「痔」。放っておくと痛みが増すケースも。肛門科医に聞きます。 |
2月/更年期の皮膚障害
体がほてったり、のぼせたり、また異常な発汗があったりするものなど症状はさまざま。その対症法や、乗り越えた人の声も含めて紹介。皮膚科医に聞きます。 |
7月/鉄欠乏性貧血
動悸や息切れ、頭痛などのほかに口のまわりが荒れるなどの症状も。内科医(血液系)に聞きます。 |
11月/腰痛
単なる疲労や筋肉の衰えだけではなく、内臓疾患の可能性も。痛みの種類で腰痛の原因が分かることを整形外科医に聞きます。 |
3月/外反母趾
痛くないからと放っておくと骨盤のゆがみや肥満につながることも。自宅でできる外反母趾(ぼし)ケアと予防策を紹介。整形外科医に聞きます。 |
8月/冷え症
冬場はもちろん、夏場も気を付けたい「冷え性」。対症方法を内科医に聞きます。 |
12月/尿失禁
女性の場合、咳(せき)やくしゃみをした瞬間や、我慢ができずに漏れたりするケースが。その治療・改善法を泌尿器科医に聞きます。 |
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提供:広島リビング新聞社
(「リビングひろしま」2008年4月12日号掲載)
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