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<特集記事>動物園のアイドルを紹介「ボクたちに会いに来て!」 |
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| もうすぐ、待ちに待ったゴールデンウイーク。暖かくなって、動物たちものびのびと過ごしている動物園に、家族みんなで遊びに行ってみませんか。広島・岡山の動物園には、個性豊かなアイドルたちが勢ぞろい。飼育員さんから聞いたエピソードもあるので、お子さんと一緒に楽しみながら読んでくださいね。 |
| 広島市安佐動物公園・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
| アフリカゾウの「タカ」 |
| この枝は助けてもらったお礼です!? |
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アフリカゾウのタカは、2005(平成17)年に兵庫県・姫路セントラルパークからやってきた雄ゾウ。5月29日で17歳になります。肩までの高さは約2m80㎝、体重は約4,000㎏。性格は、小さい時から調教されているので素直で従順です。
ある日、チェーンの付いた木の棒で遊んでいると、チェーンが体に巻きついて動けなくなりました。普段は飼育員さんがゾウに直接触れることはありませんが、この時ばかりは仕方がありません。日ごろから訓練している“ターゲットトレーニング(※)”でタカを伏せさせ、飼育員全員でチェーンを外してやりました。その日の夕方。仕事を終えた飼育員が、タカにいつものように「今日もお疲れさん」と声を掛けると、タカが木の枝を「どうぞ」と言わんばかりに差し出してきたそう。「まさかお礼!?」と飼育員さんはビックリ。その時、タカの耳が赤くなっていたとか、いないとか。
毎週日曜・祝日の午後時30分から、タカの公開調教を実施(雨天中止)。タカの鼻息が聞こえるほど間近で会えますよ。
※ターゲットと呼ばれる棒を使って、離れた所からゾウを調教するトレーニング方法
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| ライオンの双子の赤ちゃん |
| 初めての別れの2時間。確かめ合った兄弟愛 |
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昨年11月、ライオンの赤ちゃんが誕生しました。双子でどちらも雄。生後5カ月で鼻先から尾の付け根までの長さは約1m、体重は27㎏前後と立派な体格。見分け方は目の大きさで、目が小さい方が力が強く、えさを獲るのが上手。一方、目が大きい方はおっとり、甘えん坊です。
先日、目が大きなライオンの顔が腫れたので病院へ。これまでずっと一緒だった双子の初めての別れです。その時間は、移動や治療を合わせて2時間ほどでした。
離れている間、ライオン舎に残った赤ちゃんライオンと母親のナナミは、鳴きながらもう1頭を探している様子。やっと戻ってきたかと思えば、治療の影響で元気がありません。それを心配してか、もう1頭と母親がかいがいしく体をなめていたそうです。親子愛、兄弟愛を確かめ合った瞬間だったのでしょう。1頭が動けば、もう1頭も…と、双子はいつも一緒です。双子ライオンは毎日午前11時からライオンコーナーに登場。この秋、名前を募集するそうです。
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温かい命に思いやりの心。ちょっぴり自然の勉強も
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| 安佐動物公園園長 福本幸夫さん |
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福本幸夫さん
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動物園は擬似自然ですが、生きた動物を見たり、実際に触れることができます。温かい命を感じ、人間以外にもたくさんの動物がいることを知ってもらいたいと思います。
動物は、思い通りに動かせるおもちゃとは違います。楽しく遊んでやっているつもりでも、嫌がって逃げたり、時には攻撃してくることもあります。「どうしたら楽しいのかな」「どうしたら気持ちいいのかな」と考えて触れ合う経験に、動物だけでなく人に対しても思いやりの心が生まれてくると思います。子どもだけでなく、大人にも感じてもらいたいですね。
また、猛獣や珍しい動物を、息遣いが聞こえるほど間近で見られるのも動物園ならではです。公開のえさやりや調教などでは、動物の生態を臨場感たっぷりに体感できます。そして動物を取り巻く環境や繁殖について知ることで、自然を守る大切さを実感することができるでしょう。
家に帰ったら、動物園で見たこと、体験したことを、親子で話し合ってみてください。楽しい思い出だけでなく、ちょっぴり自然の勉強にもなっているとうれしいです。
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TEL082(838)1111 http://www.asazoo.jp
■所在地/広島市安佐北区安佐町動物園
■アクセス/車で広島市中心部から祇園新道、アストラムライン沿いに上安経由で約40分、または山陽自動車道広島北IC、五日市ICからそれぞれ約20分
■入園料/大人500円、小・中・高校生170円※毎週土曜、5月5日は小人無料(夏休み・冬休み・春休み期間中、祝日は除く)■駐車料/440円
■開園時間/午前9時~午後4時30分、木曜休園※ただし5月1日(木)は臨時開園
■地図はココをクリック
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| 福山市立動物園・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
| コガタヤギの「ドレミ」「オンプ」 |
| 親子でお手をするヤギ |
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| ↑ドレミ ↑オンプ |
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「お手をするヤギ」として、人気を集めているのがコガタヤギのドレミ(8歳)。お手を覚えたのは、今から6年前。当時の飼育員さんが「前足を手の平に乗せてその状態で頭をなでる」─という練習を繰り返すうちに、覚えたそうです。来園当初は、さくを越えて隣のポニーのえさを食べに行ったりするなど、かなりの“おてんば”で手を焼いたそうですが、後に3頭の子供を産み、すっかりお母さんに。
今では、娘のオンプ(2歳)もお手をするようになりました。ドレミがするのを隣で見ていたためか、同じように練習するとすぐに覚えてできるようになったそうです。ちなみに、兵庫県神戸市灘区の神戸市立王子動物園にいる娘のソラもお手をすることで、地元メディアの取材を受けたことがあるとか。時々、飼育員さんが「お手」の練習をしているので、そのときに見られるといいですね。コガタヤギ舎の前にえさの自動販売機があり、開園時間中ならえさやり体験ができます(数に限りあり)。
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| シロテテナガザルの「マリ」 |
| ギネスブックに認定されたスーパー母さん |
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1993(平成5年)に29頭目の子供を出産し、1994(同6年)、出産した子供の数の多さでギネスブックに認定されたのがシロテテナガザルのマリ。その後も4頭の子供を産み、今は、一番最後に生まれた33頭目の息子・アンソニー(11歳)と一緒にいます。親子の情愛が強く、離れて飼育していて同じケージに戻ったときは、抱き合って喜ぶような姿が見られたことも。
「ニホンザル、マントヒヒなどのほかのサルは家族でもえさの取り合いをしますが、マリとアンソニーはえさを仲良く分け合って食べています」と飼育員さん。
「マリは推定45歳以上。人間でいうと100歳を超えているといわれますが、歯が丈夫でアンソニーと同じものを食べています。健康状態も良好です」とのこと。今、動物園にはアンソニーのお嫁さん候補のメス(1歳)がお見合い待機中。いつの日か、孫と仲良く遊ぶ姿が見られるかもしれませんね。
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命の大切さはもちろん、環境を考えるきっかけに
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| 福山市立動物園園長 田中泰博さん |
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田中泰博さん
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動物園は、命ある生きた動物たちと触れ合える場所。さまざまな動物たちと触れ合うことで、生命の尊さを感じられます。また、動物園は「環境教育の場」としての役割もあると考えています。園内では元気に暮らしているけれど、実際の生息場所の環境はどうなんだろうと考えるきっかけにもなります。
例えば、ペンギンなら温暖化によって氷が溶けたり、雪ではなく雨が降るなどの問題があります。羽に防水機能のないペンギンのひなに雨が降りかかったり、周囲に水たまりができるなどして体がぬれてしまうと、体温が低下し、死んでしまう…。動物園に行った後で環境についてのテレビや映画を見たときに、「現実は大変な環境で暮らしているんだ」「自然を壊している原因は何だろう」と、考えるきっかけになればと思います。
また、動物を身近に感じられる機会として、えさやり体験があります。図鑑でしか見たことのない動物にえさを与えることで、「こんなふうに食べるんだ」「キリンって舌が意外と長いな」「ゾウの鼻って、すごく器用なんだね」など驚きや発見があるはず。動物の肌の質感、息遣いなど、実際に触れないと感じられない新しい発見があるでしょう。動物園は子供だけではなく、大人も楽しめる生涯学習の場です。もっと気軽に来てくださいね。
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TEL084(958)3200 http://www.fukuyamazoo.jp
■所在地/福山市芦田町福田276-1
■アクセス/JR福山駅から車で約30分。山陽自動車道「福山東IC」「福山西IC」からそれぞれ約30分
■入園料/15歳以上300円(15歳未満は無料)
■開園時間/午前9時~午後4時30分
■休園日/毎週火曜(4月・5月は休まず開園)
■地図はココをクリック
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| 池田動物園・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
| レッサーパンダの「シュンシュン」 |
| やんちゃなイケメンはササにこだわるグルメ |
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| ↑シュンシュン ↑上がシュンシュン。下がお母さんのフィンフィン |
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昨年の7月、池田動物園で4年ぶりにレッサーパンダの赤ちゃんが生まれました。その名はシュンシュン。人間でいうと中学校に上がったばかりのやんちゃな男の子は、毛色が濃くて目はクリクリの「イケメン」です。
大好物はササやリンゴ。実は雑食なので、鶏のミンチも食べるんですよ。ササは全部、飼育員さんが探して取ってくるそうです。「シュンシュンは育ち盛り。週に3回ササを調達しますが、それでも足りないくらいです。しかもグルメで、気に入らないササだと全然食べないんですよ」とのこと。
レッサーパンダのふるさとは中国の高地です。雪が降ったら喜んで駆け回るのに、照り付ける日差しにはぐったり。クーラーが欠かせません。
中国では「小熊猫」と呼ばれるだけあって、猫みたいに気まぐれ。おなかがすくと甘えてくるあたり、結構ちゃっかり者です。おやつタイムには、リンゴをおねだりするかわいい姿が見られますよ。
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| ヨーロッパフラミンゴの「ピーちゃん」 |
| 園内を散歩する人気者。お母さんは白い長靴!? |
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美しいピンクのボディーにスレンダーな足…。ヨーロッパフラミンゴのピーちゃん(オス)は動物園の人気者。ヘビに卵を食べられないよう、人間の手で育てられ、この4月で3歳になりました。
フラミンゴの赤ちゃんは親鳥ののどから出るミルクで育ちます。なんとその色はオレンジ。しかも、お父さん鳥からも出るというから驚きです。
人工飼育のピーちゃんには飼育員さんがスポイドでネコ用ミルクを与えました。「気管に入ったら命にかかわるので、慎重に慎重に飲ませました」とのこと。甘えん坊で水を怖がり、慣れさせるのが大変だったそうです。飼育員さんの白い長靴をお母さんだと思い、足ばかりつついていたピーちゃん。名前を呼ばれると振り返り、毛繕いをすることもあります。本当の親子みたいですね。
毎週日曜、祝日の午前11時30分から、午後2時30分から、「ピーちゃんとお散歩」を実施。来園者はピーちゃんに触れることもできますよ。
←お散歩中のピーちゃん
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実際に触れてぬくもりを体験。親子でコミュニケーションを
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| 池田動物園副園長 忠政智登士さん |
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忠政智登士さん
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世界中の動物を、一度に生で見られるのが動物園です。いろんな動物と触れ合って、実際にその体温や脈を感じ、「命ってあったかいんだな、生きているんだな」と体感してもらいたいと思っています。
また、どんな動物が、どこで、どんなものを食べているのかを知ることもとても大事。その動物たちのふるさとがなくならないように、いつでもおなかいっぱいご飯を食べられるように…と思いやることで、自然を大切にする心も身に付くはずです。
地球には、人間以外にもたくさんの生き物がいます。人間の都合のいいようにばかりはできません。どうやったら、動物たちと一緒に楽しく暮らしていけるかを、小さいうちから考えてみてほしいですね。
さらに、動物によって子育ての方法はさまざまですが、共通して言えることは、子供に対してとてつもなく大きな愛情を注ぐこと。寒いときには自分が壁となって温め、危険が迫ったときには命懸けで守ります。動物から学ぶこともたくさんありますよ。
その大きさ、表情、しぐさ、におい…動物園ではいろいろな発見があるはずです。ぜひ親子で動物を観察して、発見したことを話し合ってみてください。動物園が皆さんのコミュニケーションの場になればと思っています。分からないことがあれば、飼育員に何でも聞いてくださいね。
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TEL086(252)2131 http://www.urban.ne.jp/home/ikedazoo/
■所在地/岡山市京山2-5-1
■アクセス/◎JR岡山駅西口から岡電バス「岡山中央病院行き」で「京山入口」下車、徒歩約12分◎山陽自動車道岡山ICから約20分
■入園料/大人1050円、高校生840円、小・中学生630円、幼児(3歳以上)315円
■駐車料/乗用車500円
■開園時間/4~10月=午前9時~午後5時30分、11~3月=午前9時~午後5時
■休園日 11月21日~2月20日、5月21日~7月20日の毎週水曜(祝日、冬休み中を除く)
■地図はココをクリック
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提供:広島リビング新聞社
(「リビングひろしま」2008年4月19日号掲載)
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