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広島市医師会の協力を得て4月からスタートした連載「女性の病気」。なかなか人に聞きにくい病気を分かりやすく解説します。今回は「おりものから分かる子宮の病気」について、正岡病院の副院長・正岡亨さんに聞きました。
(文/高山由美子、イラスト/杉山なづき) |
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正岡亨さん
産婦人科・小児科
「正岡病院」副院長
広島市医師会理事 |
多くの女性に起こる生理現象「おりもの」。においが気になったり、量が多くて常にナプキンが必要でかぶれてしまうという人もいるのでは。
「おりものには膣の粘膜を守る役割があり、白くサラッとしているのが特徴。分泌されるのは、ホルモンが正常に働いている証しでもあります」と正岡さん。月経の周期によって量や状態が変化するそうで、「排卵期には、頚管(けいかん)から頚管粘液というおりものが分泌され、子宮に行く精子の動きをスムーズにします。色は透明で少し粘りがあるのが特徴」とのこと。体の状態を知る目安になりそうですね。 |
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体のサインを見逃さないで
隠れた病気が見つかることも |
| 日常の生理現象とはいえ、「おりものの状態から、隠れた病気が見つかることもある」とか。下のチェック表で確認してみてください。状態と症状について、正岡さんに教えてもらいました。 |
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ところで、おりもののにおいや量に悩み、すぐに抗生物質を飲んでいる人はいませんか。
「抗生物質は、膣の粘膜を守っている正常な菌・デーデルライン桿菌(かんきん)まで殺してしまい、悪い菌を増やす“菌交代減少”を引き起こすことにつながる」そうです。「まず、よく調べてから薬を飲むようにしてください」と正岡さんは注意を促します。
日常に支障があるときは低用量ピルの服用も
正常とはいえ分泌量が病的に多く、年中ナプキンが必要など日常生活に支障がある場合は、「避妊も兼ねて低用量ピルを服用する方法もありますよ」。実費(月額3000円程度)は発生するものの、「排卵がなくなるため、おりものの量が減ります。月経周期も安定し、生理痛や月経量、吹き出物なども軽減されることがある」そう。
ただし、初めてピルを服用する場合や、ほかに治療している病気がある場合は、婦人科医や治療で通っている病院の主治医によく相談してからにしましょう。
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「大切なのは、年に1度でもいいので検診を受けること。誕生日や結婚記念日などの区切りをつけて婦人科を受診することが、病気を防ぐ第一歩です」
ずっと子宮がん検診を受けていなくておりものの量が多い人などには、病気が潜んでいることもあるそう。自分の体を守るのはもちろん、家族を支えるミセスに何かあると、家の雰囲気も暗くなりがちに。健康な体を維持して明るく過ごしましょう。
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提供:広島リビング新聞社
(「リビングひろしま」2008年5月17日号掲載)
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