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2月4日号 PETコーナー

ななちゃんは、菜の花色の
中雛(ひな)です。
春が待ち遠しいよ~。
(廿日市市区/ひろのりまき)

 

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生きる喜びを伝える作品を書きたい vol.87 プリント メール

アンデルセンのメルヘン大賞
優秀賞受賞
谷中昭予さん(47歳)

■PROFILE■
山口県宇部市生まれ。大学入学で広島に。結婚後、童話作家・立原えりかさんのメルヘン教室に通う。第25回アンデルセンメルヘン大賞・優秀賞を受賞、10月に受賞作がアンデルセンから絵本として出版予定

  この春、第25回アンデルセンのメルヘン大賞の優秀賞を受賞した谷中昭予さん。「実は、文章で表現するのはあまり得意ではないんです。頭の中で映像として浮かんだものをいかに文字にするか、いつも悪戦苦闘しています」と言います。実際、フリーペーパーや企業の広報誌などに4コマ漫画を連載するなど、イラストレーターとしても活動しています。 

 そんな谷中さんですが、物語を考えるのは、幼いころから好きだったそう。「本当に書けたらいいなと思うようになったのは、出産してからです。子どもと過ごす毎日の中でたくさんのお話に出合い、ますます自分で書いてみたくなりました」

 そして、軽い気持ちで第1回の同賞に応募。これを機に、広島で開催されるようになった童話作家・立原えりかさんの教室に参加し、コツコツと通い続けて20年以上。ついに今回の受賞となりました。

 受賞作の「冬野」は、源義経の若いころに題材を置いた歴史物。「着想は美少年が通ると咲いてしまう乳母桜なんですよ」と作品作りを簡単そうに語る谷中さんですが、資料を探しに図書館や映像ライブラリーに何度も通ったそう。能に描かれる出会いと別れの世界も、参考にしたそうです。

 「長い間、作品作りにチャレンジしてきて、行き詰まりを感じた時期もあります。その壁を乗り越えるには、直感でひらめいたストーリーに、自分なりの世界感を描かなければならないと感じました。若いころには分からなかったことですが、“生きていてよかった、人間でよかった”というメッセージを、作品の中で伝えていけたらいいなと思っています」

 時間をかけてじっくり熟成させてきたものが、このたび作品として花開いた谷中さん。今後、書店などで谷中さんの名前を見る機会が増えそうです。(リポーター・中本由佳里)

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提供:広島リビング新聞社
(「リビングひろしま」2008年5月24日号掲載)