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子供と過ごす時間が長くなる夏休みは目前。子育て中のお母さんに、お子さんとの接し方についてのアンケートを行ったところ、日々の奮闘ぶりが伝わる回答が寄せられました。そこで、最近たびたび耳にする「コーチング」(※1)を通した言葉がけについて、NLP(※2)カウンセラーの石田孝志さんに伺いました。
(リポーター・高橋綾、イラスト・杉山なづき)
《子育てアンケート》
回答数255。5月30日~6月5日、webで実施
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「アクアグローバルアカデミー」 代表
石田孝志さん
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公立中学校で18年間教師を務めた後、ハワイの語学学校に校長として勤務。帰国して平成15年に三原市でフリースクールを設立。現在は不登校児のサポートを行うほか、企業の研修など幅広く活躍中。NLPプラクティショナー。 |
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※1)「コーチング」=スポーツの世界などでよく使われる「コーチ」は、もともと「大切な人を、スタート地点からその人が行きたいところまで運ぶ乗り物」を意味する言葉。「コーチング」とは、コーチングを受ける人の持っている力を引き出し、目標とする方向へ進む手助けをすること。
※2)NLP=Neuro Linguistic Programming (神経言語プログラミング)の略で、心理学と言語学をベースした新しいコミュニケーション技法のこと。コーチングでの言葉かけでも活用されています。 |
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次に、子供と接する上で、どういうふうに言葉をかけていけばよいのでしょうか。夏休みによくあるシチュエーションから、具体的な「コーチング」の手法を学んでみましょう。
さて、下のイラストのようなシーンで、あなたなら子供にどう声をかけますか。
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「どんなときに子供の気持ちが分からないと思うか」という設問に対して最も多かった回答は「子供が黙ってしまうとき。話してくれないとき」でした。思春期特有の悩みかと思いきや、小学生の子供を持つお母さんからもこの声が多く挙がっています。
「親が子供の話をしっかり聞いてないために、子供は自分を出せないのです。指示や命令、禁止の言葉ばかりのコミュニケーションでは子供が意欲的に育つことは難しい」と石田さん。
「子供に限らず、人は誰かに話を聞いてほしいという気持ちがあります。親がまず上手に〝聞く〟、それが親子コミュニケーションの基本。まずは子供の話をしっかり聞き、受け止めることから始めてみましょう」
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実際は上のような会話にはならないだろうし、子供の性格によっても異なりますがコーチングの根本「答えを子供の中から引き出す」という考えは同じ。①~⑥はその一部ですが子育てで心掛けてほしいポイントです。
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◎アンケートで「つい子供に言ってしまう言葉」を聞いたところ、子育て中のお母さんならではのリアルな声が挙がってきました(複数回答)。
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つい言ってしまう5つの言葉
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1位「早くしなさい」(74人)
2位「バカ」「アホ」(28人)
3位「勉強しなさい」(23人)
4位「なんでできないの」(13人)
5位「うるさい」(10人) |
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《石田さんから》
1位、3位はまさしく「指示・命令」の言葉。親のペースや感覚で物事をとらえるのでなく、子供自身が自分の状況を考えられるように導くのがコーチングの理念です。
2位、5位のような言葉が出てしまうのは悲しいことですが、親も子育てに苦悩している姿が見えてきます。これらの言葉は、言われた側だけでなく言った側も不快な思いになるはず。暴言を吐きそうになったら、一瞬立ち止まって、その時の子供の状況に思いをはせ、話を聞いてみましょう。とはいえ、親も人間ですから忙しくてそれどころでないときもあるでしょう。そんなときは、「しっかりお話聞きたいから、後でもいいかな」と言っても構いません。
4位は、子供としても答えようがなく、全く意味のない質問ですね。「どうなりたかったの?」「どうしたかったの?」と、子供自身どうすれば満足なのかを導き出すのがベストです。
いずれも「言ってはいけないと思いつつ言ってしまう」と誰もが思っているのですから、今からでも大丈夫。気付いたときが「コーチング」の始めどきです。 |
提供:広島リビング新聞社
(「リビングひろしま」2008年7月5日号掲載)
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