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おたがいさまの心 地域の力 vol.9 安佐南区/安北学区 |
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安佐南区/安北学区
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地域力を学校教育に活用“たかきたボランティアネット”
感謝の言葉に充実感と達成感
中学生が生み出す地域の和 |
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安佐動物公園が隣接する荒谷山のふもとに広がる安佐南区安北学区。35年前から住宅団地の開発が進み、今は約4500世帯が暮らしています。
この学区では、町のボランティア活動に、高取北の中学生が大きな役割を果たしています。取材のこの日も校長室に、「机と椅子の設置に20人をお願いします」と書かれたボランティア依頼書が届いていました。
活動の内容は、小学校の図書の補修や、地域の盆踊りや夏祭りでのお手伝い、ソフトバレー大会の審判や、写生大会での警備と審査、県営住宅に住む高齢者のために18ℓの灯油タンクを運び上げるなど、隣接する他学区からも要請があって、その数は年間約30件。全校でボランティア参加率は、3月末時点で86・5%にも達しています。
(上)安北児童館で子どもたちへ本の読み聞かせのボランティア
(下)上安小学校で草取りと掃除のボランティア |
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発端は、2006年の4月に〝生徒を地域の力で育ててもらおう〟という先生たちの発案で、「たかきたボランティアネット」を設立したこと。地区社協も、ボランティア先を確保したり住民に呼びかけたりと、バックアップしました。
「以前は、生徒の服装が乱れ、ゴミをどこでも捨てるといった荒れた状態でした。しかし、この活動が始まって生徒たちが変わったんです」と、安北地区社協会長の上田昭人さんは絶賛。人前で活動することが恥ずかしい年ごろですが、「ありがとう」「助かったよ」という感謝の言葉に、達成感や充実感が得られ、生徒たちの間では「またやろう」という声が広がっているそうです。「ボランティアを通して心が落ち着いたこともあり、学力に良い影響が出ています」と今年3月まで校長を務めた田中祥通先生。

「ボランティア成功のカギは、地域の方々の協力と先生方のアイデアと行動力」と語る田中先生(左)。写真は上田会長(中)、馬場誠二校長(右) |
一方、同地区には社協が運営するボランティアバンクもあり、173人が登録しています。遠慮やしがらみもあってか、こちらは、年間3~4件の依頼しかありません。
「夏の炎天下、テントを張ったり物を運んだりするのは、やっぱり若い人でなければできませんよね」と上田さん。町のイベントに欠かせない存在となっています。こうした活動が評価され、4年連続で「広島市さわやかボランティア賞」を受賞しています。
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提供:広島リビング新聞社
(「リビングひろしま」2010年4月10日号掲載)
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