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危機感が自分を守る第一歩 息子とは朝の握手で声掛け vol.108 |
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広島県警察本部
子ども女性安全安心対策室
寺本麻美子さん
■PROFILE■
広島市生まれ。平成5年に広島県警に拝命。交番勤務をスタートに本部鑑識課、警察署刑事課、中国管区警察学校教官などの部署を経て、21年から子ども女性安全安心対策室に配属
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子どもや女性を対象とした凶悪事件の防止活動を強化するため、昨年9月に広島県警察本部に発足した、“子ども女性安全安心対策室”。同対策室の警部補、寺本麻美子さんは「警察は犯人を捕まえるイメージが強いかもしれませんが、対策室では犯罪に巻き込まれないための啓蒙(けいもう)活動に力を入れています。被害に遭わないことが第一です」と話します。
そんな寺本さんは、小学4年生の息子さんを持つお母さん。子どもよりも早く家を出て、子どもよりも遅く帰宅する生活です。そこで、毎朝出勤時に必ず息子さんと握手をして防犯についてなど大事なことを伝えているそう。「車に気をつけるんよ、雨だから川の近くに行かないようにと声を掛けます。たまに握手を忘れると、息子から『握手忘れとるよ、お仕事頑張って』と言われることも。朝のちょっとした時間ですが、大切なコミュニケーションにもなっています」
“女性のための出前講座”にも力を入れる同対策室。「広島県内で不審者などによる女性の被害は、62%が路上で起こっています。特に夜間の一人歩きでは、携帯電話や音楽プレーヤーを使っていると周りへの注意が散漫になり、狙われやすい状況です」と分析。出前講座では犯罪に遭わないための注意点から、万一危険に遭遇したときの護身術までを指導。高校生以上の女性が5人以上集まれば、企業でも学校でも無料で出向していきます。
「私だけは被害に遭わないと自信を持っていらっしゃる方がいます。しかし、犯罪はいつ、どんなふうに自分の身に起こるか分かりません。日ごろから常に危機感を持って生活することが、被害に遭わないための一番の対策です」と数々の犯罪被害者を見てきた寺本さんが力を込めて話します。
出前講座の詳細・申し込みは、TEL:082(228)0110子ども女性安全安心対策室へ。(リポーター・中本由香里)
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