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おたがいさまの心 地域の力 vol.12 安佐南区/毘沙門台学区 プリント メール

 

安佐南区/毘沙門台学区

退職後、団地内では寂しい異邦人?
知り合いをつくり、会話を楽しむ
メンズサロンで輝く男を取り戻せ!


メンズサロンの運営メンバー。前列左から、永山義博さん、佐々木弘司さん、林裕さん、後列左から牧原正さん、加美強さん、高家真好さん、大西將裕さん
 

「メンズサロン」5つのルール

(1)歌なし、踊りなし
(2)参加者全員に、必ず話す機会を持つ
(3)缶ビール1本で舌を滑らかにする
(4)開催は日曜日の夕食前の午後5時~7時。
 飲み足らない時は、家で奥さんとどうぞ!
(5)毎回テーマを決めて話を盛り上げる

 昭和49年から61年にかけて開発された安佐南区の毘沙門台学区。団地内に学校や商店、病院などがあって利便性は良いものの、住民約7000人のうち65歳以上が25%と、高齢化が進んでいます。 
 地区社協では、高齢者の触れ合いの場として7年前から「びしゃもんサロン」を毎月1回開催。参加者は30人程度で、男性の参加が少ないことが悩みです。そこで昨年7月に、男性が企画・運営する「メンズサロン」を隔月でスタートしました。発起人の一人で当時の地区社協事務局長だった永山義博さんは、「男は人生の大部分を会社で過ごし、仕事を通じてしか知人がいないため、団地はまさに外国と同じ異郷地。外に出ても行く場所がなく、話し相手もいないため、だんだんと心が病んでいきます。だからこそ、知り合いを作る場所が必要です」とメンズサロンの必要性を訴えます。サロンへの参加がきっかけで、町内のボランティア活動を引き受け、生きがいづくりにつなげた人もいるようです。
 永山さんたちは、サロンを運営していくにあたって5つのルールを決めました。気軽に話に解け込めるようにと、会費500円で缶ビール1本とおつまみを用意。最近は手作りのおつまみも登場し、そこから会話が弾むことも。また、テーマ決めにも力を注ぎます。過去に戦争体験をテーマにした時のこと。入院中の人がこの時だけと病院を抜け出し、嬉々として自分の過去を話されたそうで、故人となった今でもその姿が忘れられないと、一同は口をそろえます。
 これからの課題は、人数が増えた時のこと。全員が発言することにこだわると20人が限界で、実施回数など運営方法を模索することも。また、集会所を飛び出して「畑でサロン」も検討中で、活動はますます活発化しそうな気配です。 

 

  


6回目は5月16日に行われ、23人が参加。家庭菜園のテーマで大いに盛り上がりました

 

提供:広島リビング新聞社
(「リビングひろしま」2010年6月5日号掲載)

 

 

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