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おたがいさまの心 地域の力 vol.14 安佐北区/小河内学区 プリント メール

 

安佐北区/小河内学区

ボランティア 「小河内応援団」を結成
過疎化を逆手にとって
都会住民と一緒に、地域を元気に

  


柿もぎ隊に参加すると、昼食代1000円で、収穫した柿は自由に持ち帰れます

 

 人口約550人の安佐北区小河内は、小学生が13人と広島市内で最も小さな学区。若者は職場を求めて町を離れ、ついに昨年3月、保育園が閉園となりました。2人に1人が65歳以上と、過疎化が急速に進んでいます。
 平成20年、地域が衰退することに危機を感じた小河内コミュニティー推進協議会の役員30人が、「O(オー)プロジェクト」を立ち上げました。「都会の人を呼び込んで地域をにぎやかにしよう」「小河内に産業を興そう」と目標を掲げ、市やJA、町づくりの専門家の指導や支援を受けながら、100を越すアイデアを出して検討を重ねました。
 「小河内には、豊かな自然や日本の原風景、農村文化があります。ここでは当たり前のことでも、都会では体験できない宝物がいっぱいあるんです」と代表を務める安福孝昭さん。
 また、住民の中から名人や達人といわれる人たちも発掘。七草や山菜摘み、水生生物観察など、地域資源の観察会を年7回実施。初め、名人の称号をためらっていた人も、技を披露する発表の場として生きがいを感じているそうです。
 さらに、ユニークな取り組みとして、町内外から「小河内応援団」と称するボランティアを募集。2月には、牛頭山頂上の眺望を良くするために雑木を伐採。宮島や瀬戸内海が見渡せるようになりました。4月には芝桜の草取り。秋には、放置された柿の実を目当てに熊が里に下りてこないようにと、柿もぎを企画しています。都会の人には、自然と交われるイベントとして好評です。
 現在、モクズガニの養殖や割りばしを使った炭の商品化など、新しい産業を開発中。都会の人との交流から、定着を目指した取り組みへと活動の幅を広げつつあります。
 
 
 

地域資源観察会は、小河内の魅力をマップにまとめ、地元ガイドが、都会から参加した人たちを案内して交流を深めます。接待疲れで挫折しないよう、住民と参加者とが一緒になってイベントを作ることを心掛けています
 

Oプロジェクトメンバー。左から原本幸さん、鈴木師正さん、迫田勲さん、安福孝昭さん
 


提供:広島リビング新聞社
(「リビングひろしま」2010年6月26日号掲載)

 

 

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