女の年金一生物語 vol.50
主人公・広子とともに、年金について学ぶ「女の年金一生物語」。総務経理の係長である広子のもとには、この時期転職の相談が多く寄せられます。今回は、年金を踏まえた退職のタイミングについて紹介します。 |

社会保険労務士
飯田ひとみさん
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転職の相談をされるたびに、広子は必ず次の再就職先を決めて退職すること、一日も空白期間を作らないことをアドバイスしています。空白期間が生じると年金も未納になりがちです。また、健康保険の傷病手当金や出産手当金などが資格喪失後も継続支給されるには、継続1年以上の被保険者期間が必要なので、空白期間を生じさせないことが退職のポイントの一つになるのです。
【上手な退職のポイント】
①賞与と退職日
賞与と在籍日の関係は、各企業の就業規則に記載されているので確認を。賞与支給月の月末まで在籍した人のみ、賞与が受け取れるという会社が多いようです。
②退職日
配偶者が健康保険に加入している場合、例えば3月15日に退職すると3月16日から健康保険の被扶養者・第3号被保険者となります。そのほかの場合、3月15日に退職した場合、3月16日から国民健康保険、または任意継続・国民年金に加入することになります。3月31日に退職した場合は健康保険・年金とも4月からの加入となります
③定年退職日と年金支給開始日
例えば3月30日に退職した場合、年金は4月から支給され、3月31日に退職した場合は5月からの支給となります。
④退職届
退職事由には、自己都合・契約期間満了・定年・病気・出産・解雇などがあります。事業主が離職票に書いた事由によって、失業給付金を受給する場合の給付制限期間の有無や所定給付日数に大きな差が生じます。損をしないためにも、「一身上の都合」などと書くのではなく、「退職勧奨のため」など正確な理由を書くようにしましょう。
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| これまでのあらすじ |
| 前夫が事故で他界。子ども2人を1人で育てることに。ある日、同僚の谷川と再婚話が。前夫の遺族基礎・厚生年金を子どもたちが生かせるということで、子どもは義母に預け、自分だけ入籍。正社員で働きながら、社会保険労務士の資格を取得。総務経理担当の広子は、仕事へのまじめな取り組みと温厚な人柄が評価され、係長に昇格。 |
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提供:広島リビング新聞社
(「リビングひろしま」2007年9月15日号掲載)
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