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手づくり部 ボタンのリング&ヘアピン 【木野小枝子さん】 第3回 |
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| 木野さんに、手作りへの思いを話していただきました。 |
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木野さんが育児中に作ったグラニーバッグ。一見小さく見えますが、底にギャザーがあり、ミルクやおむつなどがたっぷり入ります。ベビーカーに掛けられる手提げタイプですが、持ち手が長めに取ってあるため、肩から掛けることもできます。夏・冬と季節によって使い分けられるようにリバーシブル。
ポケットは仕切りつき。「ポケットって便利なんですが、私はポケットの存在そのものが大好きみたいで…。何にでもポケットを付けずにいられないんです」と木野さんは笑います。
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木野さんが手掛けたスタイ。生地を二重にして中綿も入れています。そして中央にはまたしてもポケット。これは、洗っても型崩れしないよう、中綿と生地を固定する役割をしています。アクセントにもなってキュート!柄はもちろんリバーシブル。
左のウサギの縫いぐるみは、ベビーカーなどにヒモでつなげられるよう、腰の部分にレースのループが付いています。
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始まりはいつも、〝あったらいいな〟〝ないものは作る〟 |
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中学生のころ、好みのデザインの服が見つからず、また気に入った服をそろえるにはお小遣いも限られていました。それなら、自分で作ってしまおうと思って、ワンピースを縫いました。母も洋裁をしていたので、その影響もあるかも。それからは、とにかく〝ないものは作る〟。大人になってからも自分や友人の服や小物を作り続けていました。友人からの誘いで、ベビーグッズや雑貨などを取り扱う「リシュラ」やその系列店に作品を置いてもらえる縁にも恵まれました。
出産してからは、ベビー用品も作るように。長女はよだれかぶれがあり、1日に何十枚もスタイを交換していました。スタイはたくさん必要なのに、当時市販されていたもののデザインは、子供向けのアニメやキャラクター柄ばかり。機能にも物足りなさを感じていました。
あるとき、スタイにシミができていたので、その部分だけ布を切り取り、別の布を当ててパッチワークのようにアレンジしてみたんです。それで「使い勝手がいいように、自分で作ったらいい」と思いついて、市販のスタイから型を取ってオリジナルを作り始めました。ひもを結ぶタイプにしたり、長時間身に付けてもよだれが染み込んで服に浸透しないよう、生地を二重にしたり…。子どもを育てながら感じた「あったらいいな」を取り入れていきました。
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| リバーシブルのバッグ。「リバーシブルにするのも好きなんです。生地が二重だと丈夫になるし、1つのバッグで2つのデザインを楽しめると、うれしいですよね」と木野さん。季節や服に合わせて新しい楽しみ方を見つけてもらえるよう、ここにもこだわりが込められています。 |
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長く使ってもらいたいから… 作品にちりばめられた〝便利〟
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| 娘さんたちも、お母さんが作った服や雑貨には目を輝かせます。 |
子どもが成長するにつれ、保育園や学校用の弁当袋やバッグ、ランチョンマットなども作るようになりました。娘と近所の同級生の友達3人に、おそろいのバッグを作ったこともあります。布の色やデザインを1人1人変えて作り、教室でほかの子のバッグと間違えないようにしました。気に入ってくれたみたいで、娘も友達も何年も使ってくれています。
最近は、雑貨店に納品していた作品を、長年気に入ってくださったお客さまにお会いする機会もあります。その方とお会いすることで好みの形や布合わせなどが分かり、次の作品へ取り入れていき、また喜んでもらえる…。そんなうれしいことも増えています。
作品を気に入ってもらえるのは、相手が子どもであれ大人であれ、とてもうれしいです。「いいものだ」と感じていただけた気持ちに応えるため、見た目がいいだけではない、長年使える便利なものを作らなければいけないと思っています。
例えばバッグであれば、ちょっとしたポケットがあるとこまごまとしたものを入れるのに便利ですね。そのポケットも、1カ所でも仕切りが付いていると物が分けやすい。単純なことのようですが、毎日快適に使い続けるための〝便利さ〟は、ささいな工夫によって左右されるように思います。
また、気軽に家庭で洗えるような工夫も取り入れています。布を二重にし中綿を入れる、縫製を工夫するなど、洗っても型崩れしないようにしています。便利で気に入っているのに、ちょっと汚れたからもう使えない、なんて悲しいですからね。これからも、「長く愛される」ものを作り続けていきたいです。
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