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教育資金と老後資金を蓄えるのに、このままでいい? プリント メール
連載コラム - 出路千恵の家計診断

Vol.128

 教育資金と老後資金を蓄えるのに、このままでいい?

 
 教育資金と老後資金を蓄えるため、この春から毎月8万円の積み立てを始めました。それでも今後、パートを増やした方がいいでしょうか。ただ、精神的に不安なときがあるので、できれば増やしたくないと思っています。ローンはありません。何が問題ということはないのですが、漠然とした不安があります。  
  

  計画的な家計運営で不安の種をつくらないのが肝心
予算を立て、少し先の備えをしながら生活を

 あなたの場合、年間の収支でみると約184万円が貯蓄として残る計算になります(年収から生活費と年払いを引いた額、毎月の積み立て8万円を含む)。ただし、費目別支出のその他の費用が2万円(8.7%、平均的には23%)と低くなっていますので、この184万円がすべて貯蓄になっているかどうかは分かりませんが、現状での黒字率はおよそ35%、一般的な数値(19%)と比較するとかなりゆとりのある家計で、今すぐに収入を増やす必要があるとは思いません(金融広報中央委員会「暮らしと金融なんでもデータ」より)。
 
 年齢的には貯蓄保有額はほぼ平均値で(40歳代平均金融資産保有額771万円、金融広報中央委員会「暮らしと金融なんでもデータ」2009年より)、ローンがない分黒字率が貯蓄増になるので、これも安心材料の一つです。今後もできるだけローンを組まないよう、計画的な家計運営を心掛けて不安の種をつくらないことが肝心です。
 
 例えば車の買い替え時期と金額を決め、その分は車資金として積み立てておくといった目的別貯蓄管理をお勧めします。教育資金や老後資金といった目標額が明確でないもの、長期にわたるものはなかなか困難ですが、無理のない範囲で1年後、5年後までにいくらといった中間的な目標を設定しましょう。
 
 家計に対する漠然とした不安は多かれ少なかれ、誰もが持っているのではないでしょうか。予算を立て、家計簿をつけて毎日の収支をつかみ、少し先の備えをする…。少しずつ将来の不安を消すことが、生活をすることの基本だと思います。

出路千恵さん
金融広報アドバイザー
消費生活アドバイザー
環境カウンセラー

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提供:広島リビング新聞社
(「リビングひろしま」2011年6月18日号掲載)