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おいしい使えるコンフィチュール プリント メール

おいしい使えるコンフィチュール
秋をギュ~ッと濃縮

コンフィチュールとは、フランス語でジャムのこと。普段のパンやヨーグルトもとびきりのごちそうになりますよ。

 いよいよ秋も本番。「果物や野菜をいただいたけれど、多過ぎて食べきれない」なんてときは、ちょっとオシャレに「コンフィチュール」を作ってみませんか。手作りコンフィチュールの店を営む西村瞳さんから、レシピを教わりました。

【西村瞳さんPROFILE】
 コンフィチュールをはじめとする瓶詰め専門店「alimna(アリムナ)」を、岡山市奉還町に今年3月オープン。こだわりの食材に、さまざまなリキュールやスパイスを加えたコンフィチュールが評判を呼んでいる
西村瞳さん

 コンフィチュールとは、フランス語でジャムのこと。「長時間グツグツ煮るというイメージがあるかもしれませんが、実はそんなに手の掛かるものではありません。一つの鍋でさっと煮るだけで出来上がり、普段のパンやヨーグルトもとびきりのごちそうになりますよ。

 さらに、今回紹介した3つのコンフィチュールが、料理やお菓子にも大変身。活用法は何パターンにも広がります。

●煮る鍋は?
 「熱の伝わりが良い銅製の鍋がベストですが、なければほうろうかステンレスでもOK。厚手の方が、熱が均一に行き渡ります。煮るとフツフツ沸き上がるので、大きさに余裕のあるものを使ってください」。

ツイストキャップ
●保存容器は?
 「内側にツメのある〝ツイストキャップ〟や、ゴムパッキンなどが付いた気密性の高い瓶が、コンフィチュールの保存に適しています」

●瓶詰め方法は?
 水をはった鍋に瓶とふたを入れ、10~15分ほど煮沸消毒します。
 簡単な瓶詰め方法は、煮沸消毒した瓶に、出来たて熱々のコンフィチュールを入れてふたをし、ひっくり返して冷ますというもの。
 より長持ちさせたい場合は脱気殺菌。煮沸消毒した瓶にコンフィチュールを詰めてふたを閉め、瓶が7、8分目まで浸かるくらいのお湯をはった鍋に入れて、20分ほど沸騰させます。
 「いろいろな方法がありますが、今回のレシピは砂糖を少なめにしているので、殺菌しても市販のもののように長持ちしません。なるべく早めに食べ切ってくださいね」


 

コンフィチュールの作り方


リンゴとクルミのコンフィチュール  

リンゴとクルミのコンフィチュール

材料

リンゴ正味1.2kg(約6、7個分。皮と芯を除き、2、3㎜の扇形にスライスしたもの)
砂糖
400g
レモン汁
1個分
バニラビーンズ1/2本(縦半分に割り、種を出しておく)
干しブドウ
100g(シナモンパウダー2g、ラム酒
クルミ150g(フライパンなどで軽くローストしておく)

作り方

【1】 リンゴ、砂糖、レモン汁、バニラビーンズを鍋に入れて強火にかけ、沸騰したら中火にして30分ほど煮る。
【2】 干しブドウを加えて、5分くらい煮る

【3】 
クルミを加えて、ひと煮立ちさせる。


イチジクと赤ワインのコンフィチュール  

イチジクと赤ワインのコンフィチュール

材料

イチジク…正味1.2kg(皮をむいて、1/4にカットしたもの)
赤ワイン…250cc
砂糖…400g
シナモンスティック…2本

作り方

【1】 すべての材料を鍋に入れて強火にかけ、沸騰したら中火にして30分ほど煮る。
【2】 様子を見て自分の好みで火を止める。

一口メモ

冷えると、熱いときよりもとろみが出ることを計算にいれておくこと。焦げ付きやすいので注意が必要。ほかの2つに比べてアクがたくさん出ます


サツマ芋とミカンのプレザーブ  

サツマ芋とミカンのプレザーブ

材料

サツマ芋正味1.2kg(約6個分。皮をむいて、1㎝角にカットしたもの。ごろごろした食感が好きな人は、大きめにカットしてもOK)
砂糖400g
ミカンジュース(果汁100%)1ℓ
シナモンスティック2本

作り方

【1】 すべての材料を鍋に入れて強火にかけ、沸騰したら中火にして30分ほど煮る。

一口メモ

プレザーブとは、つぶさずに原形を残して煮たもののこと。サツマ芋の形が崩れないよう、混ぜすぎないことがポイント


【全体の注意】木ベラか耐熱用のゴムベラで、焦げ付かない程度に混ぜながら煮てください。途中、アクが浮いてきたら、スプーンなどで取り除くこと

 


 

コンフィチュールを、少し応用してみましょう

 今回紹介したコンフィチュールを、少し応用してみましょう。ほんのひと手間で、オシャレな前菜や、優しい甘さで子供も大好きなお菓子、ワインにもよく合うおつまみが完成。おもてなしにもぴったりですね。ぜひお子さんと一緒に作ってみてください。

ブルーチーズのピティヴィエ  

リンゴとクルミのコンフィチュールを使って
ブルーチーズのピティヴィエ

材料(2人分)

ブルーチーズ25g
カッテージチーズ25g
パイ生地(冷凍パイシートでOK)約2枚分

  <A>
 生クリーム大さじ1
 クルミ10g(フライパンなどで軽くローストしておく)
 コショウ少々

  <B>
 卵黄1個分
 水大さじ1

オリーブオイル適量
リンゴとクルミのコンフィチュール適量

(付け合わせ)レタス、オニオン、クレソンなど好みの野菜、塩、コショウ、オリーブオイル

作り方

【1】 室温に戻して軟らかくしたブルーチーズ、カッテージチーズと、<A>をゴムベラで混ぜ合わせる。
【2】 【1】をパイ生地で包み、<B>を合わせたものを生地の端に塗り、合わせてとじる。

【3】 180℃に温めておいたオーブンで15分焼く。
【4】 焼きあがった【3】を皿に盛り、オリーブオイルを少量かけ、りんごとクルミのコンフィチュールを添える。
【5】 塩、コショウ、オリーブオイルで味付けした野菜を添える。

一口メモ

ピティヴィエは、フランスのオルレアン地方の都市「ピティヴィエ市」の銘菓。一般的には中にアーモンドクリームを入れますが、今回はチーズを入れて甘さを抑えているので、おつまみにもぴったり


生ハムとイチジクのブルスケッタ  

イチジクと赤ワインのコンフィチュールを使って
生ハムとイチジクのブルスケッタ

材料

バゲット
ニンニク
オリーブオイル
レタス、オニオン、クレソンなど好みの野菜
カマンベールチーズ
生ハム
イチジクと赤ワインのコンフィチュール
塩、コショウ

作り方

【1】 バゲットを1㎝ほどにスライスし、トースターでカリッと焼く。
【2】 焼きあがったバゲットに、半分に切ったニンニクをすりつけ、オリーブオイルをかける。
【3】 好みの野菜、カマンベールチーズ(今回は直径10㎝程度のものを1/8の大きさにカット)、生ハム、イチジクと赤ワインのコンフィチュールをのせ、塩、コショウで味をととのえる。

サツマ芋マフィン  

サツマ芋とミカンのプレザーブを使って
サツマ芋マフィン

材料(直径5.5㎝、高さ3㎝のマフィン型6、7つ分)

無塩バター60g
砂糖85g
ひとつまみ
1個
牛乳60cc
薄力粉150g
ベーキングパウダー小さじ2
サツマ芋とミカンのプレザーブ1/4量 (約300~350g)
アーモンドスライス(トッピング用)適量

作り方

【1】 バターをボウルに入れ、泡立て器で練り混ぜる。
【2】 砂糖、塩を加え混ぜる。
【3】 割りほぐした卵を少しずつ加え、混ぜ合わせる。
【4】 牛乳を加え混ぜる。
【5】 合わせてふるっておいた薄力粉とベーキングパウダーを加え、ゴムベラで混ぜる。
【6】 サツマ芋とみかんのプレザーブを加え混ぜる。
【7】 ペーパーカップを敷いたマフィン型に生地を流し入れる。
【8】 アーモンドスライスをのせ、180℃に温めておいたオーブンで18~20分ほど焼く。

 


 

提供:岡山リビング新聞社
(「リビングひろしま」2007年10月6日号掲載)