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節約しているつもりだけど思うように貯金できないのが悩み プリント メール
連載コラム - 出路千恵の家計診断

Vol.68

節約しているつもりだけど思うように貯金できないのが悩み

 毎月10万円以上残りますが、4万円程度しか貯蓄できません。買い物は現金で一括購入、2人とも原付バイクで通勤、昼は弁当持参などにしているものの、思うようにたまらないのが悩みです。1年以内には子どもを産み、2年以内には家(土地)の購入を考えていますが、私が出産で仕事をやめて収入が減るのが不安。どうすれば無駄のない家計と、将来の資金のゆとりづくりができますか。
 

  少し多めの食費・光熱費・小遣いを減額
毎月10万円を「今」と「将来」のための分散貯蓄に

 「こんなはずはない!」家計簿をつけていてこう思ったら、まずはこの“なぜ?”を明確にしましょう。あなたの場合、美容院代は衛生費、衣料費は被服・履き物費、家電は家具・家事用品費にあたります。交際費も含め、毎月の残金から賄うのではなく、経費として記帳を。このような費用は毎日必要なものではありませんが、一回の額が大きいので、把握していないと貯蓄ができていないといった結果になります。

 貯蓄は、大きな買い物や予定外の支出に備える“今のため”のものと、住宅取得や子どもの教育費・老後資金など、将来の必要に備えるものと、2つに分けられます。この仕分けを明確に貯蓄計画を立てることで、消費と貯金のバランスをとりましょう。

 “今の貯金”は、使うための貯蓄です。生活費の2、3カ月分を目安に流動性のある貯蓄商品で準備を。“将来の貯蓄”は、必要な時期や金額を考え、流動性より収益性を考えた商品で積み立てます。なお、貯蓄商品における流動性とは、いつでも払い戻しができるということで、収益性とは、利息などの収益が期待できること。安全性を含めて「金融商品の3性質」といい、3つすべてがそろった商品はありえないとされています。

 現状で理想的な貯蓄は収入の25%で10万円。そのうち3万円を生活補填に、残りは将来資金とするように努力しましょう。仕事をやめると貯蓄は減速せざるを得ませんし、そのようなときのための貯蓄でもあるのですが、一般的な家計から見ると少し多めな食費、光熱費、小遣いを減額して体制を整えましょう。
 

出路千恵さん
金融広報アドバイザー
消費生活アドバイザー

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提供:広島リビング新聞社
(「リビングひろしま」2008年1月26日号掲載)