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<特集記事>「くらしの便利ノート特別編」世界の知恵袋 プリント メール

 

広島市の人口
116万6141人のうち、
外国人登録人口は
1万6528人(約1.4%)

※平成19年12月末現在。ちなみに、5年前の同時期は1万4451人。外国人は、年々増えています。

 山陽路のリビング新聞(広島・東広島・福山・岡山・倉敷)で月1回連載中の「くらしの便利ノート」。読者の皆さんから寄せられた生活の知恵を紹介し、好評を博しています。そこで今回は、日本のみならず海外にも目を向けようと、日本在住の外国人の方々にご協力いただき、母国の生活の知恵を教えてもらいました。編集部が試した感想も参考にしてくださいね。

 

 


「シールをキレイにはがすには酢」
【中国】叢麗(ツォン・リー)さん、36歳、広島市在住、
広島市留学生会館「中国語健康教室」講師

 シールの上に、たっぷり酢を垂らします。そのまましばらく時間を置いておくと、ペロンときれいにはがれます。子どもたちが机に貼ったシールをはがすのにもいいですよ。

 
試してみました
 約10分置き、ペロンとはがれました! でもシールの大きさによっては、置く時間を変えた方がいいかも。


「タマネギを切るとき涙が出ない方法」
【アメリカ】小林テレサさん、43歳、岡山市在住、芸術家

 包丁を流水で濡らしながらタマネギを切ってください。切っているうちに目に染みてきそうになったら、また包丁を濡らしてください。私の母も祖母もそうしていました。私はというと、涙が出るまで包丁を濡らすのを忘れていることもしばしばですが…。

 
試してみました
 まず普通にタマネギを1玉切ると目がショボショボに。時間を置いて、包丁を濡らしながらもう1玉切ると…。わっ、本当です。

 


「コーラ飲料で金属製カトラリーの曇り取り」
【オーストラリア】ユワン・マクラクレンさん、34歳、福山市在住、英会話講師

 ナイフ、フォーク、スプーンなど金属製のカトラリーや、コインなどの曇りを取るには、炭酸入りのコーラ飲料がいいですよ。曇りを取りたい物をコーラ飲料に浸して一晩置いてからすすぐと、キレイになっています。磨いたりしなくていいから簡単です。

 
試してみました
 〝新品のようにピカピカ〟とはいきませんが、結構キレイになりました。クロスや重曹がない時にいいかも。

 


「おなかを壊したらヨーグルトご飯」
【インド】アルティ・バルウェさん、31歳、岡山市在住、岡山市教育委員会ALT(外国語指導助手)

 下痢のとき、インドでポピュラーな食べ物がヨーグルトご飯。お粥(かゆ)に同量のヨーグルトを加え、よくかき混ぜて、塩で味を調えます。インドではおなかの調子が悪くて医者に行くと、「ヨーグルトご飯を食べなさい」と言われるほどです。

 
試してみました
 味はヨーグルトよりマイルド。お粥より元気が出そう。砂糖を入れてもデザート感覚で食べられそうです。

 


「ビタミンCが豊富な大根ジュース」
【韓国】劉賢経(ユ・ヒョンギョン)さん、42歳、広島市在住、韓国語教師・通訳

 ミカン1/2個、リンゴ1/2個、大根150g、大根の葉少々をミキサーで混ぜて出来上がり。韓国で、風邪をひいたときによく飲まれる飲み物です。大根は、せきを止めて乾きを癒やしてくれるといわれる食べ物。香りもよく、ビタミンCも補給できますよ。

 
試してみました
 さっぱりしておいしい! 飲むというより食べる感じ。ほのかな甘さに大根のピリっとした辛みが効いています。


「オリーブオイルでトゲが抜ける」
【トルコ】アクドーアン・プナルさん、28歳、東広島市在住、広島大学教育学部博士課程在学中

 木くずや植物のトゲが刺さって抜けないとき、オリーブオイルを患部に直接つけたり、染み込ませたコットンを貼ったりしてみて。しばらくすると、自然にトゲが抜けて傷も治りますよ。トルコはオリーブ発祥の地ともいわれ、オリーブオイルは生活に不可欠です。

 
試してみました
 木くずが親指に刺さり、早速実践。本当に浮いてきて、最後は軽く指でなぞって取れました。傷口も良好。

 


「砂糖とレモンで脱毛して、ツルツル美人」
【エジプト】シェリーン・シャバーンさん、34歳、岡山市在住、岡山大学医学部博士課程在学中

 鍋に砂糖と少量の水を入れて火にかけ、砂糖が溶けたらレモン汁を加えます。アメ色になったら火を止め、しばらく冷まし、手でこねたら、自然派脱毛ワックスの完成。肌の上に伸ばし、毛の流れと逆方向にはがしてみて。エジプトの花嫁はこれで全身脱毛することも。

 
試してみました
 痛~っ!でも、本当に脱毛できました。材料の分量と火加減が難しいけれど、成功すれば肌にも優しそう。


「木と紙を小麦粉でぴったんこ」
【ドイツ】ローデリヒ・ガートゲさん、58歳、岡山市在住、岡山大学大学院社会文化科学研究科教授

 私のおじいさんは、私の誕生日のころによく凧(たこ)を作ってくれたものです。そのとき接着剤に使ったのが、小麦粉の糊(のり)。鍋の中で少量の小麦粉を水で溶き、火にかけるだけ。木と紙がよくくっつきます。

 
試してみました
 小麦粉大さじ1を4~5倍量の水で溶いてみました。加熱すると、途中で突然変質し、小学校時代に使っていたような糊に。しかも強力です。


「肉のうま味を引き出す魔法の調味料、岩塩」
【ブラジル】セリア・クロザワさん、50歳、呉市在住、
呉市ブラジル人児童・生徒カウンセラー

 ブロック状の牛肉を火であぶり、それを大型ナイフで削ぎ落としながら食べる「シュラスコ」は、ブラジルを代表する豪快な料理。玉砂利ぐらいに砕いた岩塩を肉の表面に付け、たたいてなじませます。余分な塩は速やかに取り去るのがポイントです。

 
試してみました
 牛肉1kgの塊を岩塩を付けながら七輪で焼いてみました。こりゃ~うまい! 恐るべし岩塩。岩塩が多いと辛くて食べられないので要注意。

 


 所変われば何とやら。国が違えば、びっくりするような暮らしの知恵があるものですね。今回紹介はしなかったけれど、ほかにもユニークな暮らしの知恵をたくさん伺いました。例えばインドでは、40℃を超えるような夏の暑い日に、ポケットに皮をむいた小さなタマネギを入れて外出するそうです。タマネギが体温を奪ってくれ、涼しいのだとか。「タマネギくさいって言われませんか」と尋ねると、「言われません。みんな持っているもの」。
 読者の皆さんもぜひ、無理のない範囲で、世界の暮らしの知恵を試してみてくださいね。

 

 

 



提供:広島リビング新聞社
(「リビングひろしま」2008年2月2日号掲載)