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学費で800万円を使いました プリント メール
Q&A 松田里美の家計相談室

子どもが3人。この3年間、上の2人の学費で800万円を使いました
Mさん〈夫50歳、妻(本人)42歳、子ども22歳、20歳、14歳〉

 今年専門学校を卒業した長女、国立大学2年生で県外在住の長男の学費などで、この3年間で約800万円を使いました。以前は私も働いていたのですが、体調を崩し、ここ3年は専業主婦をしています。来年あたりパートの仕事を探す予定。水道代が高いので節約を心掛けています。(M)


大学生のいる家庭にしては余力のある安定家計。
まずは現状維持の貯蓄を心掛けて

 年間の手取り収入546万円に対して年間128万円の貯蓄ができています。貯蓄率は23%と、大学生がいるご家庭にしては、とても余力がある安定家計です。住宅ローンが終了し固定資産税だけになっているのでしょうか。住居費が安いのが家計に貢献しています。

 さて今後の貯蓄計画ですが、まずは現状維持を心掛けましょう。現在の収入が続くことを前提に、今後の長男の教育費を300万円、二女の教育費を1000万円として、キャッシュフローの表を作って試算したところ、二女が卒業すると現在の倍の貯蓄ができ、60歳退職時の貯蓄額は約2000万円となります。この中から、車の買い替え費用や子どもたちの結婚費用等を賄えます。

 また、現在の支出額約30万円のうち、子どもたちにかかっている費用が約10万円なので、それを除くと平均支出額は約20万円。退職後、年金生活になっても、この額なら、予測される夫婦の年金額より少なくてすみます。これがM家の強味です。年金額との差額を余裕資金としてキープできるので、もし毎月3万円浮くと、25年間で900万円もの余裕資金が生まれます。

 ポイントは、退職後、公的年金を受給できる65歳までの生活費をどのように備えるかです。退職金と企業年金が、5年間の基本生活費約1200万円以上あればよいことになります。さらに余裕を持たせるには、やはり奥さまがパートで働かれることが効果的です。その中から月5万円貯蓄できると10年間で600万円にもなります。水道代を気にされていますが、下水道代も含まれての金額ですから、この程度でよしとしましょう。



松田里美
ファイナンシャルプランナー(CFP)。
Matsuda Planning Office代表
内 訳
収入
330,000
子ども手当 13,000
合計 343,000
支出
食料 43,000
住居 8,000
水道 9,500
電気・灯油 14,000
携帯(夫・妻・長男) 20,000
電話・ネット 6,000
新聞・NHK 4,352
医療費 10,000
交通費 5,000
二女学費・習い事 16,500
長男仕送り 60,000
長女着物 3,000
夫小遣い 10,000
妻小遣い 3,000
二女小遣い 3,000
夫保険 32,679
妻保険 2,000
子ども保険3人分 17,273
自動車保険 4,670
ソーラー 16,585
娯楽・交際費 11,000
合計 299,559
収入-支出 43,441
年払い
長男学費・食堂代 660,000
自動車保険 80,000
合計 740,000
特記事項
ボーナス 1,500,000
貯蓄 5,000,000


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(「リビングおかやま」2010年10月23日号掲載)