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1月末から4月中旬にかけて、高梁川河口域で取れる、早春を象徴する魚といえば―。すぐに答えが分かった人は、なかなかの岡山通です。正解は、今回紹介する魚「しらうお」。倉敷市連島漁業協同組合の阿部光弘さんにお話を伺いました。
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| 高梁川のしらうおは大ぶりです。透き通るのは新鮮だからこそ |
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阿部光弘さん
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しらうおは、春先に河口をさかのぼって産卵する魚。産卵に適した砂地のある高梁川の河口域では、昔からしらうお漁が盛んです。
「漁には、四隅を竹で張った四手網(よつであみ)と呼ばれる網を使います。これを水に沈めて、魚が入ったところをすくい上げるんです。手作業なので、ほかの方法に比べて魚に傷が付きにくいんですよ」と話す阿部さんは、50年間しらうおを取り続けているベテラン漁師です。
漁に出る時間は、潮の満ち引きに合わせて毎日変わるそう。干潮をはさみ、前後3時間程度漁が行われます。ある程度潮の流れがあった方がよく取れ、「多いときは、1分置きに連続して200回くらい網を上げることもあります」とのこと。
しらうおは鮮度が命。取れたものは、倉敷市連島漁業協同組合に運ばれ、すぐに販売されます。お刺し身でも食べられるのは産地ならでは。「船の上で米と炊く“しらうおめし”の味は格別です。卵とじ、天ぷら、すまし汁もおいしいですよ」。上品で淡白な味のしらうおは、どんな食材にもよく合います。
「ピーク時の昭和30年~40年代には、もっとたくさん取れていました。しらうおは、きれいな砂がある所にしか産卵しません。高梁川がもっときれいになれば、きっとまたしらうおが帰ってくるはずです」。川の環境改善が、春の風物詩存続の鍵となりそうです。
| ◆しらうおの卵とじの作り方◆ |
| 材料(2人分) |
作り方 |
しらうお・・・20~30匹
生シイタケ・・・2個
黄ニラ・・・6本程度
卵・・・2個
三つ葉・・・6本程度
だし汁・・・240cc
酒・・・小さじ2
薄口しょうゆ・・・小さじ2
塩・・・少々 |
【1】 だし汁に酒、薄口しょうゆ、塩を入れて煮立てる。
【2】 しらうお、千切りにした生シイタケを入れ、再び沸騰したらアクを取る。
【3】 2cmくらいに切った黄ニラを加え、一煮立ちさせる。
【4】 溶き卵を全体に流し入
れ、三つ葉を散らし1、2分蒸らしたら出来上がり |
提供:岡山リビング新聞社
(「リビングおかやま」2007年3月17日号掲載)
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