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vol.9 勝英地域の作州黒 プリント メール



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 お正月を目前に控え、おせち料理に欠かせない黒豆の収穫が始まりました。県の北東部に位置する勝英地域では、「作州黒」として県産黒豆のブランド化を進めています。作州黒について、JA勝英黒大豆部会・部会長の山下敏一さんにお話を伺いました。


普段私たちが見る豆より、一回りも二回りも大粒


山下敏一さん
 

 「黒豆」と聞いて皆さんがまず思い浮かべるのは、「丹波の黒豆」ではないでしょうか。しかし、丹波種の黒豆の作付面積・生産量ともに日本で1番多いのは、実は岡山県なのです。

 丹波種の黒豆は、昭和40年代の半ばごろ、稲の転作作物として岡山に持ち込まれました。そして、岡山で作っているものも「丹波の黒豆」として、主に兵庫県などで売られていたそう。そこでJA勝英は、「岡山勝英地域の黒豆としてPRしたい」と、平成8年から「作州黒」の名前で販売を始めました。

 周りを山々に囲まれた勝英地域は昼夜の温度差が激しく、黒豆の栽培にぴったり。さらに、霧が発生することも、作州黒のおいしさを生み出す要素の一つだといいます。「作州黒は周りを白い粉で覆われています。よく汚れと間違えられますが、実はこの粉がうま味、甘みの秘密なんですよ」と山下さん。

 そんな立派な作州黒に育て上げるにはさまざまな苦労が。「黒豆は“苦労豆”と呼ばれるほど栽培に手が掛かります。作る途中に1回でも失敗すると、もう修正が利かない繊細な作物。特に土作りが重要なんです」と話してくれました。

 畜産が盛んなことから、JA勝英では牛ふんなどを肥料として使い、農薬は最低限に抑えています。また、手間のかかる豆の選別作業を楽にするため大型機械を導入し、県外からも注目されているのだとか。

 根に出来る「根粒」という粒に栄養分を蓄え、豆に効率良く供給する作州黒。山下さんは「本当に賢い作物」と目を細めます。「作付面積・生産量日本一の次は、おいしい黒豆で日本一の長寿県に」と、JA勝英の挑戦はこれからも続きます。
 
 

◆おつまみ黒豆の作り方◆

材料 作り方
黒豆・・・1/2カップ
<a>
  鶏のミンチ・・・150g
  塩・・・小さじ1と1/2
  ごま油・・・小さじ1
  小麦粉・・・小さじ1
  一味唐辛子・・・少々
ギョーザの皮・・・30枚
揚げ油・・・適量
【1】 黒豆は1晩水に漬けたものを火にかけ、軟らかくなるまで1時間程度煮る。
【2】 【1】を30粒残し、後はつぶす。
【3】 【2】のつぶした豆と<a>をよく混ぜる。
【4】 ギョーザの皮に【3】を小さじ1ほど載せ、つぶしていない黒豆を1粒入れる。ギョーザの皮の縁に黒豆の煮汁を付けて包む。
【5】 170℃に熱した油できつね色になるまで揚げる


 

提供:岡山リビング新聞社
(「リビングおかやま」2006年12月9日号掲載)