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vol.2 吉井川の黄シジミ プリント メール



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 週末に出掛けると、川の浅瀬でシジミ採りをしている人の風景をよく見かけます。今回は、岡山県の三大河川の一つ、吉井川の特産物である「黄シジミ」を紹介。吉井川南部漁業協同組合理事の有馬久男さんにお話を伺いました。

一粒一粒が大ぶり


有馬久男さん
吉井川南部漁業
協同組合理事

 「シジミは一年を通していただけますが、春から夏にかけてが旬なのではないでしょうか。産卵前で身が殻いっぱいに広がっています」と有馬さん。取材でもらった黄シジミを、早速みそ汁でいただくと、ダシがたっぷり出て身はぷっくり。実に美味な味わいです。

 海水と淡水が交じり合う吉井川河口付近では、黒いシジミに混じって、黄色いシジミが採れます。これは土壌や水質などによって違ってくるそうで、砂地で育つと黄色味を帯びるのだとか。

 シジミには、ミネラルがたくさん含まれていて、特に、現代人に不足しているカルシウム、鉄、ビタミンB12が豊富。さらに、体内で合成されない必須アミノ酸がバランス良く含まれていて“肝臓の守護神”ともいわれています。

 料理の前に必ず行う砂抜きは、「水道水(真水)だけですると、浸透圧によって、うま味成分であるグリコーゲンやコハク酸が減少してしまい、逆に海水を利用すると倍増します。海水が無い場合は、1リットルの水道水に約10gの食塩を入れたもので代用しましょう」とのこと。「シジミをできるだけ平たい網目状のザルなどに入れ、ザルを容器の底から離した状態で殻がヒタヒタになる程度の塩水に浸すと、吐き出した砂は下に沈むので、再び飲み込むこともありません」とも。うまく砂抜きして、さまざまな料理に挑戦してみては。

 「昔の吉井川は、シジミ採りに来る人であふれていたんですが、今では都市開発などで砂地の浅瀬が減ってしまってシジミそのものの量も減りました」と有馬さん。シジミが育つ砂地の確保や稚貝の放流などの活動にも尽力しています。
  
  

◆中華風シジミ炒めの作り方◆

材料(4人分) 作り方
シジミ・・・500g
ニンニク・・・少々
ショウガ・・・少々
ネギ・・・1、2本分
しょう油・・・大さじ1
オイスターソース・・・大さじ1
紹興酒(または日本酒)・・・大さじ1~2
油、豆板醤・・・適宜
【1】 ニンニク、ショウガ、ネギはみじん切りにする
【2】 中華鍋を熱くして油を多めに入れてなじませる。新たに油を大さじ2杯入れ【1】(ネギだけ半量)と豆板醤を炒める。香りがたったらシジミを入れて炒め、ふたをして蒸し煮にする 
【3】 シジミの殻が開いたら、しょう油、オイスターソース、酒を振り入れる 
【4】 熱いうちに器に盛り、残りのネギを散らす


 

提供:岡山リビング新聞社
(「リビングおかやま」2006年5
月27日号掲載)