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岡山県の漁業生産量の3分の1を占める海苔(のり)。しかし、どのように作られているのか知らない人も多いのでは。そこで今回は、県下で主要な海苔養殖地の玉野市胸上で、胸上漁業協同組合「胸上海苔研究会」会長・藤原良二さんにお話を伺いました。
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| 船を進ませながら海苔を刈り取ります。船の中は海苔で一杯に |
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藤原良二さん
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海苔養殖のスタートは10月ごろ。網に殻胞子という種を付けることから始まります。このときは、まだ海苔の姿は目に見えません。次に行われるのが「育苗(いくびょう)」。種付きの網を5枚くらい重ねて海面に張り、それを毎日、水から上げ下げします。「干すことで、強くて健康な海苔に育ち、網の汚れも取れるんです」と藤原さん。
約20日の育苗期間の後、重ねた網を広げる「本張り」を行います。約10日後、網目の隙間が見えなくなるくらいまで海苔が成長すれば、いよいよ収穫。船を網の下にくぐらせるようにして、網から垂れ下がった部分の海苔を刈り取っていきます。収穫は11月末から翌年3月いっぱいまで12、3回。その中で1番始めに刈り取ったものが、進物としても重宝される「一番海苔」というわけです。
「一番刈りの海苔は軟らかく、口の中でとろけます。2、3回目に収穫したものは色が濃くつややか。私は軽くあぶって食べますが、甘みがあり風味もいいので何も付けなくてもおいしいですよ」とのこと。βカロテンが豊富で美肌効果も期待できるそう。細かくちぎり納豆と混ぜると、栄養満点の朝食になります。
海苔の様子を見るため、毎日欠かさず海に行くという藤原さん。「自然を相手にしているので、人間の思い通りにいかないのが難しいところ。でも、どのようにしたらいい海苔ができるかあれこれと考えるのは、本当に楽しい。だからこの仕事が好きなんです」とまぶしい笑顔が印象的でした。このような生産者によって、日本の食生活は支えられているのです。
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| 収穫を目前に控えた海苔 |
水分を取り乾燥させれば、いよいよ
おいしい海苔が完成 |
| ◆海苔トンカツの作り方◆ |
| 材料(4人分) |
作り方 |
豚ロース肉(薄切り)・・・8枚
焼き海苔(8枚切りサイズ)・・・12枚
シイタケ・・・4枚
ニンジン・・・1/2本
ピーマン・・・1個
塩・コショウ・・・少々
小麦粉、卵、パン粉・・・適量
油・・・適量 |
【1】 豚肉を2枚並べて塩・コショウし、その上に海苔3枚を均等に敷く。
【2】 片方の豚肉に、薄切りにした野菜を並べ、もう片方の豚肉を上からかぶせる。
【3】 小麦粉、卵、パン粉の順に衣を付ける。
【4】 フライパンに油を入れ、きれいなキツネ色になるまで中火で揚げる
※油の量を少なくして、焼いてもOK |
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提供:岡山リビング新聞社
(「リビングおかやま」2008年1月5日号掲載)
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